虫の体液で部屋を汚さずに駆除できる――そんな発想の電撃ハエたたき「STUN-G(スタンジー)」が、2026年6月7日に日本で発売された。台湾のクラウドファンディングで8,800人超の支援を集めた人気製品を、株式会社HIPPS LABORATORIES(本社・東京都渋谷区)が国内ブランド名で投入したもの。価格は3,480円で、Amazonと公式サイトで販売される。
従来の電撃ラケットと違い、やわらかい導電プラスチック製のネットで虫を「叩き潰さずに」感電させる構造が最大の特徴だ。つぶした際の体液飛散を抑え、衛生面の不快感を減らせる点が支持を集めている。
「潰さない」電撃たたきとは何か
STUN-Gは、ハエたたきと電撃ラケットを組み合わせた次世代型の害虫駆除器具だ。ネット部分には金属ではなく導電性のプラスチックを採用し、虫に触れると電気ショックを与えて駆除する。物理的に押しつぶさないため、虫の体液が壁や床に飛び散らず、後始末の手間が小さい。
電圧は2,500V、本体重量は約100gと軽量。ネット部分は柔軟なつくりで、家具のすき間など狭い場所にも届きやすい設計とされる。電源部を除き水洗いできるため、薬剤を使わずに清潔さを保てる点も訴求されている。
台湾発、クラウドファンディングで大ヒット
STUN-Gの原型は、Lavee International社(ブランド名「ZD ZERO」)が手がける「ZAPPER+」。台湾最大級のクラウドファンディングプラットフォーム「ZECZEC」で、8,800人を超える支援者と3,500万円超の資金を集める人気を記録した。HIPPS LABORATORIESはこれを日本向けにブランド展開し、国内発売に至った。
仕様と発売概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | STUN-G(スタンジー) |
| 日本発売日 | 2026年6月7日 |
| 価格 | 3,480円 |
| 電圧 | 2,500V |
| 重量 | 約100g |
| ネット素材 | 導電プラスチック(水洗い可/電源部を除く) |
| 電源 | 充電式(先行モデル)。乾電池式は2026年7月以降に展開予定 |
| 販売元 | 株式会社HIPPS LABORATORIES(東京都渋谷区) |
| 販路 | 公式サイト・Amazon |
家庭での害虫対策にどう効くか
夏場に増えるハエや小さな飛翔害虫は、殺虫スプレーを使いたくない場所――食卓まわりやキッチン、ペットや小さな子どものいる部屋――では対処に悩むことが多い。STUN-Gは薬剤を使わず、つぶした跡も残しにくいため、こうしたシーンで使いやすい選択肢になりうる。水洗いできる構造は、繰り返し使う家庭用品としての手入れのしやすさにもつながる。
一方で電撃式である以上、取り扱いには通常の電撃ラケットと同様の注意が必要だ。製品仕様や注意書きを確認したうえで使用したい。
広がる「電源不要・低薬剤」志向の虫ケア市場
家庭向けの虫ケア用品市場では、薬剤の使用量を抑えたり、使い勝手を高めたりする方向の新製品が相次いでいる。スプレーに頼らず物理的に駆除するSTUN-Gのような製品も、その流れの一つに位置づけられる。台湾の人気製品が日本に持ち込まれる形での投入は、海外発の害虫対策ガジェットが国内市場に入ってくる動きとしても注目される。
まとめ
STUN-Gは「潰さない」「水洗いできる」「薬剤不要」という家庭ニーズに応える電撃ハエたたきとして、2026年6月7日に3,480円で日本上陸した。台湾での実績を背景にした製品だけに、夏の害虫シーズンにどこまで広がるかが見どころとなる。
