「庭の芝生にボコボコとした土の盛り上がりが…」「花壇の根元が空洞になっている」モグラによる庭の被害は、美観の問題だけでなく植物の根を傷めるなど実害も大きいです。
モグラは地中でトンネルを掘りながらミミズや昆虫の幼虫を食べて生活しています。直接植物を食べることはありませんが、トンネルを掘ることで根が浮いてしまい、植物が枯れる原因になります。この記事では、モグラの生態を理解した上で、効果的な撃退法と予防策を解説します。
モグラの生態と被害
モグラの特徴
日本に生息する主なモグラはアズマモグラとコウベモグラです。体長12〜16cm、体重50〜150gの小型の哺乳類で、ほぼ地中で生活しています。大きな前足で1日に10〜20mものトンネルを掘ることができます。視力はほとんどなく、嗅覚と振動感知で獲物を探します。
モグラによる被害
庭に現れるモグラ塚(土の盛り上がり)は見た目の問題だけでなく、芝生の根が切断されて枯れる、花壇や畑の根が浮いて植物がダメージを受ける、トンネルに沿って地面が陥没する、トンネルをネズミが二次利用して被害が拡大するなどの実害があります。
モグラの効果的な撃退法
振動式忌避器
地中に振動を発する忌避器を埋め込む方法です。モグラは振動に敏感なため、一定の効果があります。太陽光発電タイプなら電池交換不要で長期間使用できます。庭の広さに応じて複数本設置し、10〜15m間隔で配置するのが効果的です。
忌避剤の使用
正露丸、木酢液、唐辛子成分、ヒマシ油系の忌避剤をトンネルの入り口や庭の周囲に設置します。特にヒマシ油系の忌避剤は土壌に浸透してミミズ(モグラのエサ)を忌避させる効果もあるため、二重の効果が期待できます。
物理的なバリア
庭の外周に金属メッシュや防獣ネットを深さ30cm以上埋設して、モグラの侵入を物理的に防ぐ方法です。初期費用はかかりますが、最も確実な長期対策です。花壇や菜園の周囲だけでも設置する価値があります。
捕獲器の使用
活動中のトンネルに筒型の捕獲器を設置する方法です。モグラは捕獲器を通り抜けようとして捕まります。活動中のトンネルの見分け方は、モグラ塚を崩して翌日までに修復されているかどうかで判断できます。修復されていれば活動中です。
やってはいけないNG対策
ペットボトル風車は効果がほぼないことが確認されています。見た目も悪いため避けましょう。また、排気ガスを穴に送り込む方法は周囲の植物や土壌微生物にもダメージを与えるため推奨できません。モグラは鳥獣保護法の対象のため、毒物による駆除は法律違反になる場合があります。
モグラを寄せ付けない環境作り
モグラが来る最大の理由は、庭にエサ(ミミズ・昆虫の幼虫)が豊富にあるからです。過度な水やりを控えてミミズの数を減らす、芝生の下に砂利層を設ける、庭木の落ち葉をこまめに清掃するなどの環境管理が有効です。
プロに依頼すべきケース
広範囲に被害が及んでいる場合や、自力での対策で効果が出ない場合はプロの害獣駆除業者に依頼しましょう。業者は活動パターンの調査から、捕獲、侵入防止工事まで総合的に対応してくれます。モグラ駆除の料金相場は2〜5万円程度です。
まとめ
モグラ対策は「追い出し」と「侵入防止」のセットで行うことが重要です。振動式忌避器と忌避剤で追い出した後、物理的なバリアで再侵入を防ぎましょう。大切な庭を守るために、被害を発見したら早めの対応を心がけてください。
