シロアリ110番「シロアリ発生指数」2026年版を4月17日公開――10万件超の相談データで都道府県別リスクをリアルタイム可視化

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「シロアリ発生指数」とは何か:日本初のリアルタイム監視システム

2026年4月17日、シェアリングテクノロジー株式会社(本社:名古屋市、代表取締役:片山嘉孝氏)が運営する「シロアリ110番」は、「シロアリ発生指数」の2026年版更新を開始した。

このシステムは2023年4月に日本で初めて公開されたもので、同社が保有する10万件超のシロアリ相談データベースを活用し、全国の都道府県別にシロアリの発生状況をリアルタイムで色分け表示する。

4段階の警戒レベルと表示方法

指数 警戒レベル 推奨対応
50以上 深刻な発生 即座に専門業者へ相談
25〜49 顕著な発生 床下点検の実施を推奨
5〜24 中程度の発生 予防処理の検討
薄緑 5未満 平常 定期的な経過観察

更新頻度は平日(月〜金)の午前11時で、8月31日まで継続される。羽アリの群飛が活発化する4月下旬から6月にかけて、特に参照価値が高まるデータだ。

2025年データが示す地域別ピークの「ずれ」

2025年のデータからは、シロアリの種類によって発生ピークが地域ごとに大きくずれることが読み取れる。

時期 高指数の地域 指数 推定される主要種
5月中旬 岩手県 94.1 ヤマトシロアリ
5月中旬 長野県 88.2 ヤマトシロアリ
6月中旬 高知県 106.7 イエシロアリ
6月中旬 福岡県 86.0 イエシロアリ

5月中旬に東北・中部の指数が跳ね上がり、6月中旬に西日本太平洋側へ移行するパターンが確認された。この「北→南西」の移動は、ヤマトシロアリ(4〜5月群飛)とイエシロアリ(6〜7月群飛)の生態の違いを反映している。

ヤマトシロアリとイエシロアリ:2種の基本スペック比較

項目 ヤマトシロアリ イエシロアリ
群飛時期 4〜5月 6〜7月
群飛の時間帯 午前(雨上がりの晴天) 夕方〜夜間(湿度が高い日)
体長 5〜7mm 7〜9mm
分布 北海道北部を除く全国 千葉以西の太平洋沿岸
加害特性 水回り中心・被害は限定的 建物全体に及ぶ・被害甚大
コロニー規模 数千〜数万頭 数十万〜100万頭

プロの駆除業者にとっても、地域ごとの発生ピークを正確に把握することは施工スケジュールの最適化に直結する。繁忙期の集中を事前に予測できれば、人員配置の効率化が可能になるからだ。

アサンテ「シロアリ実況マップ」との使い分け

シロアリの可視化ツールとしては、アサンテ株式会社がウェザーマップと共同で「シロアリ実況マップ2026」を運用している。両者の違いを整理しておく。

項目 シロアリ110番「発生指数」 アサンテ「実況マップ」
データソース 10万件超の相談データ 17年分の施工データ+気象データ
予測手法 相談件数ベースのリアルタイム指数 気象解析+3段階警報
観測地点 全国47都道府県 福島・栃木・神奈川・静岡・愛知の5県
更新頻度 平日毎日 時系列写真で生体変化を公開
運営元 シェアリングテクノロジー アサンテ×ウェザーマップ

「発生指数」は全国の相談トレンドを広く把握するのに適し、「実況マップ」は特定地域の気象条件と連動した警報で深い予測を提供する。プロの害虫駆除業者は両方を併用することで、より精度の高い判断が可能になる。

2026年4月:なぜ今シロアリに注意すべきか

2026年の春は、暖冬の影響で害虫全般の活動開始時期が前倒しになるとの予測が出ている。3月以降の平均気温が例年より高い日が続いた場合、ヤマトシロアリの群飛が4月中旬に集中するリスクが高まる。

群飛の条件は以下の通りだ。

  • 気温:24℃以上
  • 天候:雨上がりの晴天
  • 時間帯:午前10時〜午後3時
  • 湿度:高め

4月下旬のゴールデンウィーク前後が最大の警戒時期となる。窓を開けて換気する機会が増えるこの時期に、羽アリの室内への侵入が報告されやすい。

SNS・業界の反応

  • 「10万件のデータベースに基づくリアルタイム指数は、体感で判断していた従来のやり方を数値化した点で意味がある。特に広域展開している業者にとっては施工計画の参考になる」(関東の害虫駆除業者)
  • 「県別の色分けは消費者にとってわかりやすい。自分の地域が赤や紫になったタイミングで点検を依頼するきっかけになる」(住宅リフォーム系メディアの紹介記事)
  • 「アサンテの実況マップと併用すると、全国トレンドと地域詳細の両方をカバーできるので使い勝手がいい」(X上の害虫駆除専門アカウントの投稿)

住宅所有者が今すぐ確認すべき3つのチェックポイント

シロアリ発生指数の公開を受けて、住宅所有者が確認すべきポイントを整理する。

  1. 床下の湿気状態:床下換気口の前に物を置いていないか、結露やカビの兆候がないかを目視確認
  2. 基礎周辺の蟻道:建物の基礎部分や配管の立ち上がり周辺に、土でできたトンネル状の構造物(蟻道)がないかを確認
  3. 前回の防蟻処理からの経過年数:薬剤の効果は一般的に5年。5年以上経過している場合は再処理を検討

まとめ:データ駆動型のシロアリ対策が標準になる

シロアリ110番の「発生指数」は、10万件超の実データに基づいて全国のリスクを可視化する取り組みとして3年目を迎えた。アサンテの「実況マップ」と合わせて、シロアリ対策が「経験と勘」から「データに基づく意思決定」へ移行する流れが加速している。4月17日から8月31日までの更新期間中、自分の居住地域の指数を定期的にチェックすることが、被害の早期発見につながる。

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