スズメバチの巣の見分け方と対処法|絶対にやってはいけない行動

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この記事の要約
スズメバチの巣の見分け方と対処法として絶対にやってはいけない行動を解説します。オオスズメバチ40〜45mm、キイロスズメバチ、コガタスズメバチの種類別特徴、初期4〜5月から最大期9〜10月までの成長段階、10m以上離れる安全距離、刺された時の応急処置、棒で叩く・水かけるなどのNG行動を解説します。

庭の木や軒下に見慣れない球状の物体を見つけたら、それはスズメバチの巣かもしれません。スズメバチは日本で最も危険な害虫の一つで、毎年刺傷による死亡事故が報告されています。

この記事では、スズメバチの巣の見分け方、発見した時の正しい対処法、そして絶対にやってはいけない危険な行動を解説します。命に関わる問題ですので、正しい知識を身につけましょう。

目次

スズメバチの種類と危険度

オオスズメバチ

体長40〜45mmと世界最大級のスズメバチです。攻撃性が非常に強く、毒の量も多いため最も危険な種類です。主に土中や樹洞に巣を作ります。秋になると特に攻撃的になり、巣に近づくだけで集団で襲ってくることがあります。

キイロスズメバチ

体長25〜28mmで、都市部で最もよく見かけるスズメバチです。軒下、屋根裏、ベランダ、庭木などあらゆる場所に巣を作ります。巣のサイズが大きくなりやすく、最大で直径60cm以上、1000匹以上のコロニーになることもあります。

コガタスズメバチ

体長25〜30mmで、庭木の枝や生垣に巣を作ることが多い種類です。比較的おとなしい性格ですが、巣を刺激すると攻撃してきます。巣は初期段階ではとっくり(フラスコ)を逆さにした特徴的な形をしています。

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巣の見分け方と成長段階

初期の巣(4〜5月)

女王バチが一匹で作り始める初期の巣は、直径3〜5cmほどの小さなものです。とっくりを逆さにしたような形や、蓮の実のような形をしています。この段階なら比較的安全に駆除できますが、専門業者への依頼が推奨されます。

成長中の巣(6〜8月)

働きバチが増えて巣が急速に大きくなる時期です。ソフトボール大からバレーボール大へと成長し、巣の表面にマーブル模様(木の繊維を噛み砕いて作った外皮)が見られます。この段階では数十〜数百匹のハチがいるため、自力での駆除は非常に危険です。

最大期の巣(9〜10月)

巣は最大サイズに達し、数百〜千匹以上のハチがいます。新女王バチの育成時期のため、巣を守る意識が極めて高く、最も攻撃的になります。この時期の巣には絶対に近づかないでください。

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スズメバチの巣を見つけた時の正しい対処法

まずは静かにその場を離れる

巣を発見したら、大声を出さず、急な動きをせず、ゆっくりと後退してその場を離れてください。スズメバチは動くものや黒い色に反応して攻撃してきます。最低でも巣から10m以上離れましょう。

専門業者に駆除を依頼する

スズメバチの巣の駆除は必ず専門業者に依頼してください。防護服を着用せずに駆除を試みることは命に関わる危険な行為です。自治体によっては無料で駆除してくれるところもあるので、まずは市区町村の害虫駆除窓口に相談しましょう。害虫駆除の料金相場も参考にしてください。

周囲への注意喚起

巣の周辺を通る人がいる場合は、注意を促しましょう。特に子供の遊び場や通学路の近くに巣がある場合は、すぐに学校や自治体に報告してください。

絶対にやってはいけない行動

巣を棒で叩く・突く

巣を刺激すると数百匹のハチが一斉に攻撃してきます。一匹のスズメバチが出すフェロモンにより、次々と仲間が攻撃に加わるため、逃げ切ることは困難です。

水をかける

ホースで水をかけても巣は壊れず、ハチを激昂させるだけです。濡れた巣からハチが飛び出し、水をかけた人に向かって襲いかかってきます。

市販スプレーだけで駆除を試みる

市販の殺虫スプレーはスズメバチに対して効果が限定的です。噴射で数匹を倒せても、巣の中から大量のハチが飛び出してくるため、非常に危険です。

夜間に懐中電灯で巣を照らす

夜間はハチが巣に戻っていて駆除に適した時間帯ですが、光に向かって飛んでくる習性があるため、懐中電灯で照らすとかえって危険です。プロの業者は赤いフィルターを使った特殊ライトで作業します。

スズメバチに刺された時の応急処置

すぐにその場を離れる

刺された場所にはフェロモンが付着し、他のハチの攻撃を誘引します。まずは巣から30m以上離れましょう。

毒を絞り出す

指で刺された部分を圧迫して毒を絞り出します。ポイズンリムーバーがあれば使用してください。口で吸い出すのは口内の傷から毒が入るリスクがあるため避けてください。

流水で洗って冷やす

患部を流水で十分に洗い流し、氷嚢や保冷剤で冷やして腫れを抑えます。抗ヒスタミン軟膏があれば塗布してください。

アナフィラキシーの兆候に注意

刺された後15分以内に、全身の蕁麻疹、呼吸困難、めまい、血圧低下などの症状が出た場合はアナフィラキシーショックの可能性があります。ただちに救急車(119番)を呼んでください。過去にハチに刺されたことがある方は特に注意が必要です。エピペン(自己注射器)を処方されている方は速やかに使用してください。

スズメバチを寄せ付けない予防策

巣を作らせないための予防も重要です。ハチの巣予防対策完全ガイドで詳しい予防法を解説していますが、基本的な対策として、軒下やベランダへの忌避スプレーの定期散布、庭木の定期的な剪定、甘い飲み物やゴミの管理が効果的です。

まとめ

スズメバチの巣を発見したら「触らない・近づかない・自分で駆除しない」の3原則を守ってください。必ず専門業者か自治体に相談し、プロに任せましょう。特に7月以降の大きくなった巣は非常に危険です。春先の小さな巣のうちに発見・駆除することが最も安全で費用も抑えられます。

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