バルサンとアースレッドは、どちらも部屋を閉め切って薬剤を広げ、ゴキブリやダニなどを駆除するタイプがあります。
迷ったときは「どちらが強いか」ではなく、駆除したい虫→部屋の広さ→煙を使えるか→警報器への対応→閉め切り時間→価格の順で選ぶと失敗しにくくなります。
先に結論
- バルサン向き:煙タイプ、水ではじめるタイプ、ノンスモーク霧タイプなどから使い方を選びたい人。
- アースレッド向き:6〜8畳のマンション・アパートで煙を避けたい人。アースレッドW ノンスモークは火災報知器のカバーが不要です。
- 6〜8畳の水タイプで迷う人:水ではじめるバルサンとアースレッドWは対象害虫が同じです。閉め切り時間や実売価格で決めて問題ありません。
両社の製品を同じ条件で直接比べたデータは確認できません。そのため「バルサンのほうが強い」「アースレッドのほうが効く」とは順位を付けず、製品表示で確認できる違いを比べます。
バルサンとアースレッドを6〜8畳用で比較
| 比較項目 | 水ではじめるバルサン 6〜8畳 | アースレッドW 6〜8畳 |
|---|---|---|
| 区分 | 第2類医薬品 | 第2類医薬品 |
| 剤型 | 水を使って始動する煙タイプ | 水を使って始動する煙タイプ |
| 対応害虫 | ゴキブリ、屋内塵性ダニ類、イエダニ、ノミ、トコジラミ、ハエ成虫、蚊成虫 | ゴキブリ、屋内塵性ダニ類、イエダニ、ノミ、トコジラミ、ハエ成虫、蚊成虫 |
| 閉め切り時間 | 2〜3時間以上 | 2時間以上 |
| 火災報知器 | カバーが必要 | カバーが必要 |
| 使用後 | 十分に換気し、床を掃除機がけ。煙が触れた食器は水洗い | 十分に換気し、床などを掃除機がけ。薬剤が直接かかった食器は水洗い |
| 実売価格の例 | 583円〜 | 585円〜 |
水ではじめるバルサン12.5gとアースレッドW10gは、どちらも6〜8畳用の第2類医薬品で、対象害虫も同じです。成分は異なりますが、対象害虫の数だけで優劣はつきません。
2026年8月7日に価格比較ページで確認した最安商品価格は、水ではじめるバルサンが583円、アースレッドWが585円でした。
送料やポイントで総額は変わるため、価格差が小さいときは閉め切り時間や使い方を優先すると選びやすくなります。
剤型で選ぶなら、煙を使えるかを最初に決める

煙タイプも含めて選びたいならバルサン
バルサンの医薬品くん煙剤には、すり板で始動する煙タイプ、水ではじめるタイプ、霧タイプがあります。煙タイプは2〜3時間以上の閉め切りが必要で、火災報知器へのカバーも必要です。
水ではじめるタイプは、水を入れた容器に薬剤缶を浸して始動します。すり板をこするタイプと違い、マッチやライターを使う必要はありません。
バルサンプロEX ノンスモーク霧タイプは煙を出さず、閉め切り時間は1時間以上です。93gは12〜20畳用で、ゴキブリ、イエダニ、ノミ、トコジラミ、屋内塵性ダニ類が対象です。6〜8畳の部屋で93gを自己判断で使わず、部屋の広さに合った製品を選んでください。
6〜8畳の集合住宅ならアースレッドW ノンスモークが使いやすい
アースレッドW ノンスモーク6〜8畳用は、煙を出さない一発スプレータイプです。火災報知器のカバーは不要で、閉め切り時間は1〜2時間。家具やテレビもカバー不要ですが、霧が直接当たらない向きに置きます。
ただし、パソコンやゲーム機などの精密機器、食器、寝具、衣類などは保護が必要です。ガス警報器は反応することがあり、集合住宅の集中管理方式では住宅管理者への連絡が案内されています。「ノンスモーク=何も準備しなくてよい」という意味ではありません。
対応害虫はブランド名ではなく商品名で見る
水ではじめるバルサン6〜8畳用とアースレッドW6〜8畳用は、ゴキブリ、ダニ類、ノミ、トコジラミ、ハエ成虫、蚊成虫が対象です。一方、同じブランドでも不快害虫用やダニ用では対象が変わります。
たとえばバルサンワンプッシュ霧タイプには不快害虫用の雑貨品があり、ゴキブリは適用害虫に含まれていません。アースレッドにもダニを中心にした製品があります。ゴキブリ目的なら、購入前にパッケージの「効果・効能」「適用害虫」にゴキブリと書かれているかを見てください。
使用後の掃除はほぼ同じ。差が出るのは使用前の準備
水ではじめるバルサンは、使用後に十分換気し、床を掃除機がけします。煙が触れた食器は水洗いします。アースレッドWも、換気後に虫の死骸を取り除くため床や畳、じゅうたんなどを掃除機がけし、薬剤が直接かかった食器は水洗いします。
つまり「バルサンは大掃除が必要、アースレッドは掃除不要」といった違いはありません。手間の差が出やすいのは使用前です。煙タイプは食品、食器、寝具、衣類、精密機器、警報器などへのカバーが必要になります。
アースレッドW ノンスモークでは一般の家具やテレビへのカバーを省けますが、精密機器や食品、食器、寝具などへの対策は残ります。
価格はほぼ同じ。ノンスモークは少し高め
2026年8月7日時点の価格比較では、水ではじめるバルサン6〜8畳用が583円〜、アースレッドW6〜8畳用が585円〜、アースレッドW ノンスモーク6〜8畳用が686円〜でした。
いずれも商品価格で、送料が別になる販売店があります。
数十円の差なら、価格だけでブランドを固定するメリットは大きくありません。煙タイプが使えるなら水タイプ同士で比較し、集合住宅で火災報知器のカバーを避けたいならノンスモークを選ぶ、という考え方がシンプルです。
集合住宅では火災報知器だけでなくガス警報器も確認
マンションやアパートでは、まず管理規約と警報設備を確認します。水ではじめるバルサンとアースレッドWは煙が出るため、火災報知器などへのカバーが必要です。
アースレッドW ノンスモークは火災報知器のカバーが不要ですが、霧を直接当てないように設置します。ガス警報器には対応が必要です。バルサンプロEX ノンスモーク霧タイプも、使用方法を守った場合は火災警報器に反応しないとされていますが、ガス警報器には反応することがあります。
バルサンとアースレッドは同じ部屋で併用しない
同じ部屋にバルサンとアースレッドを置いて同時に使う方法は避けてください。アース製薬は、異なる種類のアースレッドを同じ部屋で同時使用しないよう案内しています。
さらに、アースレッドの一発スプレータイプと他社の着火式煙タイプを同時に使うと、引火・爆発の危険があるとしています。
バルサンも、1部屋で複数使う場合は同じタイプ・同じ色の製品を用量に合わせて使うよう案内しています。別室で煙タイプと霧タイプを使う場合も始動順に注意が必要です。基本は、1部屋につき畳数と害虫に合った1種類を説明書どおり使います。
複数の部屋を処理するなら、逃げ場を作らない
ゴキブリは部屋のすき間を移動するため、複数室で発生している場合は1部屋だけ処理すると、別室へ逃げることがあります。アース製薬は、各部屋に適量を置いて全部屋を同時に処理する方法を案内しています。バルサンも複数室で使用できますが、煙タイプと霧タイプを分けて使うときは始動順に注意が必要です。
ただし「念のため多めに置く」のは避けます。アースレッドW ノンスモークは、害虫の発生数に関係なく部屋の広さに合う用量を守るよう記載され、過剰使用では可燃性ガスが充満する危険があります。6〜8畳なら6〜8畳用というように、畳数に合わせてください。
ペットや水槽がある家は、剤型より先に使用条件を確認
犬や猫、観賞植物などは、使用中は部屋の外へ移し、換気と掃除が終わってから戻します。食器、ペットフード、子どものおもちゃなども薬剤が直接かからないように保護します。
観賞魚やエビは特に注意が必要です。バルサンでは、水槽がある部屋での医薬品くん煙剤について厳しい注意が示されています。
アースレッドでも、観賞魚や観賞エビは部屋の外へ出すか、製品表示に従って完全密閉する必要があります。水槽を動かせない家では、購入前に説明書を確認してください。
1回使って終わりではない。ゴキブリなら2〜3週間後も確認
ゴキブリの卵は殻に覆われているため、くん煙・くん蒸剤を1回使っただけでは残ることがあります。バルサンは約2週間後、アースレッドは卵がかえる2〜3週間後の再使用を案内しています。
短期間に何匹も出ている場合は、くん煙剤だけを繰り返すより、食品や水分を残さない、毒餌を置く、侵入経路をふさぐといった対策も組み合わせます。
迷ったらこの順番で選ぶ
- 駆除したい虫を見る
ゴキブリ目的なら、適用害虫にゴキブリが含まれる製品を選びます。 - 部屋の畳数を合わせる
6〜8畳、12〜16畳など、表示された用量に合わせます。 - 煙を使えるか決める
火災報知器のカバーが難しいならノンスモークを検討します。 - 閉め切れる時間を見る
水ではじめるバルサンは2〜3時間以上、アースレッドWは2時間以上、アースレッドW ノンスモークは1〜2時間です。 - 最後に価格を比べる
送料を含む総額で確認します。
結局どっち?
- 煙タイプを含め、始動方法や剤型を細かく選びたい → バルサン
- 6〜8畳のマンション・アパートで煙を避けたい → アースレッドW ノンスモーク
- 6〜8畳の水タイプで迷っている → 価格と閉め切り時間で選ぶ
まとめ
水ではじめるバルサン6〜8畳用とアースレッドW6〜8畳用は、対象害虫が同じで、実売価格も近い製品です。どちらかが一律に上とはいえないため、剤型、閉め切り時間、警報器への対応で選びましょう。
煙タイプも含めて選びたいならバルサン、6〜8畳の集合住宅で煙を避けたいならアースレッドW ノンスモークが候補になります。
使用後はどちらも換気と掃除機がけが基本です。同じ部屋で異なる製品を重ねて使わず、部屋の広さと対象害虫に合う製品を説明書どおり使用してください。
